誕生から高校卒業まで。映像の出どころは寺山監督の映画DVD『草迷宮』(紀伊國屋書店 2003年)の特典映像です。
「書を捨てよ町へ出よう」は寺山のエッセイであり映画のタイトルであり、かつ箴言であります。もっと言えば寺山の演劇や映画は「現実」と「虚構」の「あいだ」に「表現」という「現実なのか虚構なのか判らない」トポスを拓き、「虚構」たるものの「虚構」であるが由縁の「真実味」を演出することで両者の壁を壊し「自由」について懸命にアジテートした人ですが、21世紀の今はどうでしょうか?町行く人々は「スマホ」という「現実」だか「虚構」だかよくわからないモノを除きまくり、片時とても手放さない状況を呈していますよね。
…投稿者の想像ですけれど、今の地球の状況下を寺山が見たらおそらく「スマホを捨てよ、本を読もう」というと思いますよ!
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」
2021年10月27日投稿
桔梗刈萱 Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ
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